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2018年5月30日(水)、東京都豊洲文化センター・ホールにて開催されるエクス・ノーヴォ室内合唱団演奏会 vol.9
-マドリガーレ・コンチェルタート モンテヴェルディとその周辺- に、三浦英治が出演いたします。
1500年代を通じてイタリア世俗声楽曲の雄であったマドリガーレは、1600年を過ぎるとその形を徐々に変えていきます。それまでは声楽パートのみが作曲されていましたが1600年頃のオペラの誕生に際し、通奏低音という新たな概念が生まれ、マドリガーレにも通奏低音パートが加わる「マドリガーレ・コンチェルタート」へと発展します。また、声楽パートだけではなく、独立した器楽パートも加わり編成の大きなアンサンブル作品も多く作曲されるようになりました。今回はその大きな編成の作品に焦点を当て、6声~8声に器楽が加わった作品を中心に取り上げます。
モンテヴェルディの傑作はもとより、弟子であったロヴェッタ、神聖ローマ皇帝フェルディナンド2世のもとウィーンで活躍した奇才・ヴァレンティーニ、ローマで独自の書法を追求していたマッツォッキの作品など、日本で初めて披露される隠れた名曲もお楽しみいただきます。
エクス・ノーヴォ室内合唱団
福島康晴が主宰するエクス・ノーヴォ室内合唱団は、イタリア音楽、それも後期ルネッサンスからバロック時代にかけての宗教曲をレパートリーの中心に据えたプロフェッショナルな団体です。
コンサートで取り上げる作品は、必ずそのオリジナル印刷譜か手稿譜を研究し、当時の音楽理論書も参照しながら演奏を構築して行きます。
ヨーロッパでは頻繁に演奏されるけれども日本ではあまり取り上げられない作品や、ヨーロッパの古文書館に収められたまま、まだ演奏されていない未知の作品、そして、既にレパートリーとして定着しているけれども演奏法を再考する必要があると思われる作品を「初めから作り直す EX NOVO (ラテン語)」ことを掲げ、ここに誕生しました。
エクスノーヴォ室内合唱団主宰 福島康晴 -Fukushima Yasuharu-
福島康晴
東京音楽大学大学院作曲科修了。大学院修了後バロック音楽に傾倒し、声楽を牧野正人氏に師事する。
2006年渡伊。声楽をV.マンノ、 B.M. カゾーニの各氏に師事。
これまでにイタリアにて多くのバロックアンサンブルと共演する他、バロックオペラの出演も多い。2012年に帰国し、自らエクス・ノーヴォ室内合唱団を組織し指揮活動も精力的に行っている。
開催概要 【5月30日(水):東京都江東区 豊洲文化センター】
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日 時: 2018年5月30日(水)
19:00開演(18:20開場) -
会 場: 豊洲文化センターホール
(豊洲シビックセンター内5階) - 〒135-0061 東京都江東区豊洲2丁目2-18
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前売券: 一般 4,000円
当日 4,500円
(学生2,000円 ★ムジカキアラのみ取扱)
チケットはこちらからもご購入いただけます -
出演者:ソプラノ:阿部早希子、佐藤裕希恵
アルト:小沼俊太郎、渡辺新和
テノール:北嶋信也、前田ヒロミツ
バス:西久保孝弘、三浦英治
ヴァイオリン:高橋奈緒、吉田爽子
ヴィオローネ:櫻井茂
テオルボ:佐藤亜紀子
オルガン&チェンバロ:桒形亜樹子
指揮:福島康晴
- 助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団
- 後 援:日本イタリア古楽教会
ご予約・お問い合わせ:ムジカアキラ ☎03-6431-8186
(月~金 10時~18時)
【 会場地図】